2度目の歯医者

LA Taqによるinverse PCRは失敗した。ExTaqの産物をユルユルと流してみるしかないか。
15時20分の予約の時間に行き、助手の人に経過を報告した。しみない、と。
表面に麻酔薬を塗られ、キュイーンでガリガリがはじまり、私はあおむけで口を開いたまま待った。ガリガリは続いた。そのうち、歯科医は「あれ?」や「けっこういってる」という聞くだに不安をかきたてるような言葉を漏らしはじめた。キュイーンがギュイーンになり、ガリガリがゴリゴリになった。
「結構虫歯がひろがってますんで、ちょっと簡単には直せないのでまた今度やります。薬詰めておきます」
詰め物が取れて3ヶ月の間、放置し続け、ときどき思い出した頃に穴の中のもの(それは「カス」ですらない、パンの断片でさえあったりした)を取り出していた、そんないい加減な生活は、確実に私の歯を蝕んだ。詰め物が取れただけと放置した私は、愚かだった。学会前で時間がないとか言っている暇はなかったのである。
麻酔による痺れは2時間ほどかかって失せた。夕食は友人と池袋で牛タンを食べた。事情。
本郷に少し行って、パスツールをオーブン滅菌にかけた。池袋のCafe Pauseで閉店間際までいた。
八甲田に行っていたと思われショックを受けた。デマを流したらしいラボ(本郷)の隣人を私刑しようと思う。
しかし、問題は、隣人ではなく、それを信じた人でもなく、私があまり本郷に行かないという圧倒的な事実なのである。