2006-06-11 知識信仰 茂木健一郎が中央公論に書いた時評を読んだ。 ダ・ビンチコードを読むと西洋でどれほど知識が重んじられているかが明らかだ。 カトリック教会をめぐる対立も、キリスト教と進化論の対立も、すべて知識への信仰という点において共通する。 日本にあって科学者として生きる著者(茂木)は、科学を有用性からしか受容できない日本人が気にくわない。 私も映画を観て同じことを感じた。科学を志すと決めてしまったからだろう。別の方向であれば別のことを感じたはずだ。