殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

MENU

みちばたの花

あれが幸福だったのだと気がついて戻っても、そのときは既に散っているか、持ち去られたあとである。
いっそ気がつかないか、忘れ去れるなら、どんなに気がらくなことだろう。しかしながら、精確な知覚と貪欲な記憶こそ、まさに私がこれまで求め、培ってきたそのものである。ならば、これも宿命として受け入れるほかないのか。