"Web2.0"がGoogleを殺す

一般にWeb2.0の中心的存在として認知されつつあるGoogleは、逆説的だが、そのWeb2.0的特徴ゆえに崩壊を余儀なくされるのではないか。
いましがた、google:catachresis(修辞法の用語で「濫喩」、つまり、これまでに語のなかった概念に対し、別の語義を持つ語を充てる用法)を検索すると、それ自体を解説したページと、それを文章中で用いたページと、それから「その語を用いた音楽曲名」が含まれるページが出てくる。うち、第3の曲名ページがわさっと出てくる。
というのは、Autechreというアーティストの"Lentic catachresis"という曲である。これがダッと並んでいる。しかも文面は殆ど同じである。開くまでもなく、これはアマゾンのレビューかそれに類するものが自動的にウェブ上のサービスで取り込まれ表示されたものがグーグルの検索にかかっているのだと知れた。このレベルに来ると単純に迷惑である。ノイズが多くなっている。
さて、このシステム……つまり、あるサービスのデータを別のサービスが取り込んで表示する仕組み……は、APIの公開など、AmazonGoogleという基幹サービスが、インタフェースを開放することで、他の副次サービスの利となるようなものであるはずで、基幹サービスは副次サービスに使われることでますます利用度が高まるというものであったはずである。しかし、きょう私がたちいたったような局面というのは、利用度を高めるよりもむしろ妨げている。
Web2.0というのは、一面ではこうした技術面でのインタフェースの開放をベースにしていたわけだが、安直な開放がゴミを生み出している点で不幸である。これもまたggる先生の側の技術でサポートできる面はあるだろうが。