こりゃ先輩の知事にずいぶんと似てきたな

夢を与える

夢を与える

ヒロインが高校に入っての誕生日、花束を待つ間に彼女が「臭い腐った塊」が来るのではないかと想像するのにあわせて、私は、彼女の中学時代の同級生の男の子の首が運ばれてくるのを一瞬想像しました。それでは一気にデビッド・フィンチャーです。
チーズのCMキャラを時系列で追うという話がまた可笑しすぎます。高校生が教室でクラスメートと笑顔でチーズを頬張りますか。
救いようのなさが実に、同じ賞を受賞した先輩の初期の長編に似てもいます。ありふれたモチーフと、以前の作と同程度のすぐれたレトリックが出てきたというのは、仕事として書くようになったということでしょう。