かねてより日記を拝読させていただいていた、駒場のツチマツさんの壮行会に伺いました。みなさま、数々のご無礼、まことにもうしわけありませんでした。ごちそうさまでした。たらふくいただきました。夜通し歌いました。
合間に、先輩*1から言われました。
「PhDとって非常勤助手と非常勤講師とになったけど、ほんと研究するひまがない。週3でつぶれる、しかも夜は追い出される*2から実験できない。今思うと院の間が一番実験できたね」
必ずしも、研究者は一生研究し放題、というのではないあたりが皮肉です。とはいっても、院生だからといって、必ずしも「自由な」実験ができるのではありません。当然それは、どういう実験を課せられているかということにかかってきます。あれがやりたい、これがやりたい、と思っても、指導教官から与えられたテーマ、または自分が出願して指導教官から是認されたテーマをこなすというのは院の間の義務です。私も「あれこれ目移りしがちだから腰を落ち着けなさい」と指導教官から言われています。
「何をするか」whatは必ずしも自由ではないということです。そういう話ではない、実験を「自由なだけ」how longできるというレベルで、院生は上限がありません。
昨日から、二次会で、下北で、徹夜でカラオケで歌わせていただきました。最近、なぜか、徹夜して何かに取り組むということが少なくなっていました。無意識のうちに、夜2時から6時までの間を作業時間として計上しなくなりました。個人的に、これを私は「老い」として認識しています。肉体的に上限は広がっているにもかかわらず、精神的に上限を設けてしまっています。
ヘタレてしまって、ホルモンは入れませんでした。今後の課題とします。