たとえば医学部に行ってもよかったかなと今頃思う

私は、人間には一切興味がありません。
もちろんひとの命を救うなどという「高尚な思想」は持っていません。問題系としての人間というか意識というか精神というか、それ自身興味深いものであることは認めつつも、私が手を下す問題ではないと考えています。
この辺、こんな話題に対する態度が私の限界だということを私は心から認めます。こんな文章はただの埋め草で、「ある種の知的な気分」です。
私は自分がどこにいってもよかった、何をしてもよかったという思いを抱いています。たとえば医学部で勉強をしてもよかったのかもしれない、というのは、私にとって医学部というのはアホみたいに細かい知識を腐るほど叩き込まれるところで、それはとても「よいこと」であると私の心が指さしています。もちろん、手技は要求され、それは当然のこと、私には興味のないものです。
医学部だの、理学部の、例えば動物学徒たちなんてのは、なまじ範囲がかぶっちまってるものだから潰しあいになっているというウワサも耳にします。なお、植物学徒らは、社会に対する訴求力はありません。知識もなんぼのもんです。それで、医学部が細知識をくれるのなら、生物学はなにを見せるかと、いう答えに、あるオムニバス授業で、担当の1人の教官が「系統ワク」だよ、と明言しました。この「系統ワク」という言葉は、実になんじゃらほいといった感情立ちこめる言葉です。ワクは窓ワクのワクです。そして、この言葉を使う生物学者はじつに限られているので、誰だかすぐにわかってしまいます。