殺シ屋鬼司令II

読書と研究について書いてきました。最近は万年筆で書く快感にひたっています。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

ブサイク

先輩が結婚するのでビデオレターを集めている訳なのだけれど、今日は自分のを撮った。
瀕死の状態に陥った。
ブサイクだと思った。「いっぺん鏡を見ろ」というものでもあるけれど、とにかく醜い。醜いと思った。たるんだ皮膚とか、左右極端に形の違う目とか、ぐにゃぐにゃした唇とか、切れ上がった口端とか、仏頂面とにやけ顔を往復する表情とか、不自然に動く体とか、とにかくもう見られたものではなかった。
何度も撮り直した。そして何度も気に入らなかった。かんだ。最終的にテイク10ぐらいで、もうしかたないと思って、終えた。
「恥ずかしい」という、赤面する感覚とは違う。恐怖に青くなるというのでもない。心が黒くなるというか、黒い心が顕わになるというか、どうしようもなかった。こんな顔を人様に晒していた、晒していくという無念があった。恥ずかしいと思ってどうなるものでもない。恐怖したところで何も変わらない。