殺シ屋鬼司令II

読書と研究について書いてきました。最近は万年筆で書く快感にひたっています。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

政治脳

New York Timesの書評欄をRSSでワッチしてます。
きょうの記事はなかなか面白かった。基本的には、大統領選に沸く米国に即した本の著者に焦点をあてている。そのタイトルというのが"The Political Brain: The Role of Emotion in Deciding the Fate of the Nation"ということで、ガチで「脳」キてます。そんな、アヤシサ満載な感じにも惹かれた。

The Political Brain: The Role of Emotion in Deciding the Fate of the Nation

The Political Brain: The Role of Emotion in Deciding the Fate of the Nation

「理性よりも感情に訴える選挙活動を」ということになる。理性に訴えてもあんまり効果ないよ、っていうこと。ウソをいえ、というのではなく、表現の問題です。

Writing of the 2000 presidential debate, Dr. Westen says that instead of saying he was “not going to respond in kind” to Mr. Bush’s attacks on his credibility and character, Vice President Gore should have said that he was going to teach his opponent “a few old-fashioned lessons about character,” mentioning Mr. Bush’s drunk-driving incidents, business practices and Vietnam-era Air National Guard service, using the words “coward,” “drunk,” “crooked” and “disgrace.”

ゴア対ブッシュの2000年の選挙戦では、ゴアは、ブッシュは信用ならんとかアホだとかいうのではなくて、飲酒運転やらビジネス、ベトナム戦争時代の州空軍での「黒歴史」に言及して、それこそ「臆病者」「のんべえ」「詐欺師」「つらよごし」という風に言ってやるほうがよかったのであると。なぜかというに、もともとゴアの支持者たちはゴアの意見に賛同する。一方で、ブッシュの支持者たちというのは、基本的にバカで好戦的であるわけだけれども、そういう、アホな戦争キチガイの価値観に訴えかけるようなところを突くべきだということ。ブッシュシンパにとっては、チキンなんてのはサイテーだから。