殺シ屋鬼司令II

読書と研究について書いてきました。最近は万年筆で書く快感にひたっています。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

台風が好きだよ

雨はキライだけど、台風は好きだ。
圧倒的な暴力、うむをいわせない。姿がばばーんと見えて、そしてわーっと去っていく。からっと晴れる。憧れるなあ。
竜巻の暴力は台風以上だけど、台風ほど広範囲ではないし、すぐ消えそうだ。日本でもけっこう竜巻ってあるんだ、というのが中学3年の自由研究のテーマだった。友だちのモリカワとコニシとの共著で、気象台にいって話を聞いたりいろいろ本を調べもした。けれど、結局、評価されたのは、ペットボトルに発泡入浴剤を入れてぐるぐる回すと竜巻っぽいのが見えるよというはなしだった。中学教師にしてみれば実験マンセーということなのだろう。くだらねえ。テーマからしてみれば「コラム」とか「おまけ」みたいなもんよ。でも「実験があるからすばらしい」のかよ。そういう、何のための実験かっつうのを無視してお題目だけ掲げるのがほんとくだんねえ。小中高で教わってきた恩師たちも、いまからふりかえれば鎧袖一触、一刀両断に殲滅できる、そんな気がしている、というのは、誰でも思うことではないか。教師には、そして親らには、恩はありつつも、私はあなた方を踏みにじって生きていきますヨー、という思いが私にはある。小学校あたりだと同窓会で恩師をみるとそんな暴力的な気分も霧消する。そもそも彼/女たちには、私たちのことを忘れているのがいる。
台風は祭である。きのうわたしはちょっと所用で野田まで行ってきた。帰り、常磐線は金町松戸間が止まり、全線で運転を見合わせた。柏で上野行きの電車に乗った私と後輩は、東武野田線を経由してつくばエクスプレスに乗り、東京までもどってきた。怒りもあせりもなかった。落ち着いていた。日付がかわるころ、家についた。
スキンヘッドの私は、傘を持ってはいたが、ささなかった。強風のなかで、傘は無効である。かわりに、柏の駅で、雨が強まる前に、かっぱを買っておいた。これがきわめて有効であった。長靴をはいていたので、足について心配はなかった。悠然たる心地であった。地形関係無しの一歩、と。
この世の中で嫌いなものはいっぱいある。酒、たばこ、ギャンブル、スポーツ、そして、和式便器が、上位にくる。「呑む」「打つ」のがいやだ。「買う」のは……