なぜかニコ動で吉幾三「おら東京さ行ぐだ」がリミックスのキワミのもと大受けになっています。
いみじくも"IKZO"と表記されています。その中でも最高傑作となる動画がきのううpされたよと言うお話。
元ネタ
一ヶ月ほど前にこのようなremixがあって
とてもかっこいいです。まず見ておいてください。
見ましたか?
本題はここからです。
なぜかIKZOがいまキている
わたしが知ったのは、宇多田ヒカルのTravelingとIKZOを混ぜたものだった。
Travelingが流れていた頃から「あれは盆踊りだよなあ」と思っていたので、妙に納得した。
そして最高傑作が出た。
IKZOLOGIC
見ろ。
冒頭の文字がバババッとフリップするところから笑える。
「ア☆ヨイショ!」がどう空耳されるかは見物です。
べただけど俺、 IKZOLOGIC で滂沱の涙を流しました。
横浜人の後輩が「IKZOブームが全く分かりません!」といっていた。
繰り返して見ていた
Capsuleの"sing for you~ starry sky~"という部分にハッとした。
たしかに完成度は本家 TECHNOLOGIC ミックスのほうが良い。そしてたぶん本当に IKZO の流れが分からない人というのがいる。横浜人の後輩みたいに。ここでcapsule が、同じように「今夜は星がきれい」と歌うそのとき、あなたの頭上に輝く星はたぶん元ネタと IKZOLOGIC では全く違うと思うんだ。
IKZOLOGIC の星空は、夜、図書館からの帰り道、農道を自転車で疾走していくときに広がる満天の星空。
本家の星空は、ビルを埋め尽くす地上の星。地上を蠢く人々の輝き。
どちらが素晴らしいというものでもないし、どちらを語れるというわけでもない。農村の農家に産まれたものの、農業は自分ではやってない。東京に出てきたものの、ぜんぜん遊んでない。
精神の揮発性が高まっているな。友人GUCCIが帰省中の私をさして言ったことばだ。田園風景を自転車で走っていく。目指すのは図書館。家から40分。大声で歌いながら叫びながら自転車を走らせ、夜も大声で歌いながら叫びながら田圃を駆け抜ける。精神は揮発して満天の星空へ飛んでいく。
東京では叫べない。不満が溜まっている。大声が出したい、空に。
だからちゃうんですよと。わからん人があるのは当然ですよ。それは、地方ではTVとラジオのおかげで標準語は分かる。けれども方言はね、東京ではわかりませんでね。