ちなみに「進化論の分野でちょっと本を読めば、グールドがこの世界でのジョン・ケネス・ガルブレイスなんだ」という指摘があります。
科学の剣 哲学の魔法―対談 構造主義科学論から構造構成主義への継承
- 作者: 池田清彦,西條剛央
- 出版社/メーカー: 北大路書房
- 発売日: 2006/03/01
- メディア: 単行本
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(西條)(アイザック・スターンが、自分の演奏に臨んで)よい演奏をするには、これがいまの時点で最高の演奏だという自負を持ちつつも、明日にはそうじゃなくなるかもしれないことを受け容れる謙虚さの両方をもっていなければならない (pp.57-58)
(池田)哲学的な言説も世界3に属するから積み重なっていくわけだけれど、これをりかいするのは世界2の仕事だからたいへんだ。p.136
(池田)社会はあからさまな恐怖とあからさまな欲望を隠蔽する装置 p.228