知る人ぞ知る、長年の読書コラムMLである「読書猿」を久しぶりに眺めていた。
ML+ウェブサイトだった読書猿がブログも起こしていて、そこに昔の記事をリバイバルさせているようである。夏休みのための独学者のための11冊 読書猿Classic: between / beyond readersでは、こんな本が紹介されていた。
- 作者: 花村太郎
- 出版社/メーカー: JICC出版局
- 発売日: 1982/03
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あらゆる独学者が読むべきトレーニング・ブックが、今やただみたいな値段で手に入る。この本で得られるのは、単なるお勉強のテクニックだけではない。独学者が、長年にわたるセルフ・マネジメントの積み重ねであること、そしてそのための必要な心技体のスキルから、偉大な知の巨人たちがとってきた積み重ねのスタイルまで、この1冊には独学者として生きるために必要な全てが凝縮されている。
夏休みのための独学者のための11冊 読書猿Classic: between / beyond readers
『思考の整理学』以前の「ライフハック」本のはしり、といった趣だ。
さっそくアマゾンのマーケットプレイスで買った。きのう届いた。これから読んで行くけれど、「ノートのとり方はレーニンに学ぶ」とか、「"不読の読"こそ読書術の秘中の秘」とか、コツがいちいち斜め上な感じで面白い。
目次
- INTRODUCTION 知的スタート術
- 第1部 準備編 知的生産、知的創造に必要な基礎テクニック11章
- 志をたてる 立志術
- 人生を設計する 青春病克服術
- ヤル気を養う ヤル気術
- 愉快にやる 気分管理術
- 問いかける 発問・発想トレーニング法
- 自分を知る 〔基礎知力〕測定法
- 友を選ぶ・師を選ぶ 知的交流術
- 知的空間を持つ 書斎術
- 文房具をそろえる 道具術・保管術
- 本を並べる 配架法
- 事典をそろえる 知的工具術
- 第2部 実践編 読み・考え・書くための技術12章
- 論文を書く 知的生産過程のモデル
- あつめる 蒐集術
- さがす・しらべる 探索術
- 分類する・名づける 知的パッケージ術
- 分ける・関係づける 分析術
- 読む 読書術
- 書く 執筆術
- 考える 思考の空間術
- 推理する 知的生産のための思考術
- 疑う 科学批判の思考術
- もうひとつの科学的思考 エコロジー思考術
- 直観する 思想術
- さまざまな巨匠たちの思考術・思想術 発想法カタログ