昔のはてブをブラウズしていて、ほぼ一年前にブクマした人類が滅亡した後、地球上に高度文明が発達することはない - A Successful Failureを読み直して頭を抱えた。
LM-7氏は何かを主張したいようなのだが何を主張しているのか俺は理解できなかった。
- ヒト-後-生物が「文明」を築くのに50億年もかからない
- 石油依存型産業化はヒトの文明の中で決して最大の進歩ではない
- 歴史上いかなる時点においても石油は「簡単に採掘可能」ではなかっただろう
- 石油文明しか想像できないというのは事後的にしか経緯を解釈できない人間の性向
- 地球にとってヒトは(おろか生物すべては)どうでもよい
- また同時にヒトにとっても他のすべての非ヒト的「後継者」はどうでもよい
- そして、これが一番重要なことだが、最後の一文「この幸運を自ら捨ててしまうような愚だけは避けたいところだ。」に苦しんだ。「神からこの地球を授かって養い育てて行く義務をヒトが負っている」という信仰の方か。もっともらしいことをいわなければという強迫観念か。ひょっとして新聞の読みすぎだろうか。すなおに読むと「愚」というのは核戦争のことだろうと思うのだが、その割には石油の話がえんえんと述べられている。結局「神*1に感謝します」以上のことは書いてない。もしくは「私」=ヒト=地球というトリロジーか。
*1:これも具体的な語を充てると「先祖たち」になるだろう。