殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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私の百冊

ホントのところ、「大学新入生」と銘打っているものの、わたしのためのブックリストなのだ。
大学教師が新入生にすすめる100冊: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる

というのに触発されました。この「読んできたやつ、未読のやつ、読みたいやつ」を抽出して、ごたまぜに並べるという趣向は自由でとてもいい、と思い、私もやってみました。
一冊だけ、ほとんど読まれていないようだがなかなかの佳品だ、と思う多田富雄懐かしい日々の想い」をプッシュしておきます。要するにお医者さんが脳梗塞で倒れ、奥様(もまたお医者さんだ)のケアで一命を取り留め、半身不随になってしまってリハビリする、という体験記です。こういう本はハズレがありません。高度な教養を備えた人物がプロフェッショナルとして長い経験を積み重ねた上で、老いて生死の境をさまよった末に紡ぎ出された本というのは簡単に書けるものではなく、ひとしずくひとしずくが煌めいているものです。中井久夫臨床瑣談」や吉田直哉ぶ仕合せな目にあった話」はどちらも癌とそこからの生還を描いたもので類書と言えるでしょう。どちらもすばらしい。
それでは百冊になります。興味・関心があって本を読んでもなかなかブログでは書かないことがあります。ですから、このブログのエントリ構成は必ずしも私の興味・関心を反映していないことがあります。ですが、この百冊は偽らざる私の遍歴と、興味・関心をダイレクトに表現したものになっています。
巻が連なっているものは、揃いがAMAZONにあるものは入れてあったりしますし、一巻だけリンクしてあるものもあります。
※最後の一冊以外、アサマシてあります、ご了承下さい

  1. 夏目漱石 吾輩は猫である (角川文庫)
  2. 上野遼 ひげよ、さらば (理論社の大長編シリーズ)
  3. 中島敦 中島敦全集〈1〉 (ちくま文庫)
  4. 矢作俊彦 あ・じゃ・ぱん
  5. 中島らも 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)
  6. 伊藤計劃 虐殺器官 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
  7. 村上春樹 中国行きのスロウ・ボート (中公文庫)
  8. 石原慎太郎 生還 (新潮文庫)
  9. 古井由吉 槿 (講談社文芸文庫)
  10. 保坂和志 季節の記憶 (中公文庫)
  11. 新井英樹 定本 宮本から君へ 1
  12. 太田垣康男 MOONLIGHT MILE 1 (ビッグコミックス)
  13. 大西巨人 神聖喜劇〈第1巻〉 (光文社文庫)
  14. 田中芳樹 銀河英雄伝説 1 黎明編 (創元SF文庫)
  15. 夢野久作 ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
  16. 中井英夫 新装版 虚無への供物(上) (講談社文庫)
  17. 沼正三 家畜人ヤプー (角川文庫 (2981))
  18. 佐藤亜紀 バルタザールの遍歴 (文春文庫)
  19. 弐瓶勉 ABARA (上) (ヤングジャンプコミックス)
  20. 手塚治虫 ブッダ全12巻漫画文庫 (潮ビジュアル文庫)
  21. 阿部和重 アメリカの夜 (講談社文庫)
  22. 司馬遼太郎 新装版 坂の上の雲 (1) (文春文庫)
  23. 北方謙三 文庫版三国志完結記念セット(全14巻)
  24. モア ユートピア (岩波文庫 赤202-1)
  25. ムージル ムージル著作集 第1巻 特性のない男 1
  26. ラブレー ガルガンチュア―ガルガンチュアとパンタグリュエル〈1〉 (ちくま文庫)
  27. ユゴー レ・ミゼラブル 全4冊 (岩波文庫)
  28. 匿名 我が秘密の生涯 上 (富士見ロマン文庫 1-12)
  29. ベケット ゴドーを待ちながら (ベスト・オブ・ベケット)
  30. ウィリアムズ 欲望という名の電車 (新潮文庫)
  31. ジョイス ダブリナーズ (新潮文庫)
  32. ベスター 虎よ、虎よ! (ハヤカワ文庫 SF ヘ 1-2)
  33. ホーガン 星を継ぐもの (創元SF文庫)
  34. サルトル 嘔吐
  35. エリオット 荒地・ゲロンチョン
  36. スターン トリストラム・シャンディ 上 (岩波文庫 赤 212-1)
  37. イーガン 万物理論 (創元SF文庫)
  38. ハインライン 夏への扉 (ハヤカワ文庫 SF (345))
  39. ドストエフスキー カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
  40. レム 虚数 (文学の冒険シリーズ)
  41. クラーク 幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)
  42. クリストフ 悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
  43. ガルシア=マルケス 百年の孤独 (Obra de Garc´ia M´arquez)
  44. 谷沢永一 紙つぶて―自作自注最終版
  45. 林達夫久野収 思想のドラマトゥルギー (平凡社ライブラリー)
  46. 左近寺祥子 本当に生きるための哲学 (岩波現代文庫)
  47. 中島義道 「哲学実技」のすすめ―そして誰もいなくなった・・・ (角川oneテーマ21 (C-1))
  48. 三浦俊彦 ゼロからの論証
  49. 河野哲也 エコロジカルな心の哲学―ギブソンの実在論から (双書エニグマ)
  50. 柄谷行人 世界共和国へ―資本=ネーション=国家を超えて (岩波新書)
  51. 野口悠紀雄 「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書)
  52. 吉田武 虚数の情緒―中学生からの全方位独学法
  53. 多田富雄 (最近文庫化されたが一番重要なところが文庫版では削られている) 懐かしい日々の想い
  54. 養老孟司 形を読む―生物の形態をめぐって
  55. 船木亨 進化論の5つの謎―いかにして人間になるか (ちくまプリマー新書)
  56. 木村資生 生物進化を考える (岩波新書)
  57. 小泉修 最新 図解でわかる データベースのすべて
  58. 小林健ぼくらの鉱石ラジオ
  59. 苅谷剛彦 知的複眼思考法 誰でも持っている創造力のスイッチ (講談社+α文庫)
  60. 齋藤嘉則 問題解決プロフェッショナル「思考と技術」
  61. 伊勢田哲治 哲学思考トレーニング (ちくま新書 (545))
  62. 勝間和代 お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
  63. 橋本治 人はなぜ「美しい」がわかるのか (ちくま新書)
  64. 竹田青嗣 現象学は思考の原理である (ちくま新書)
  65. 長谷川寿一長谷川眞理子 進化と人間行動
  66. 西條剛央 構造構成主義とは何か―次世代人間科学の原理
  67. 池田清彦 構造主義科学論の冒険 (講談社学術文庫)
  68. 鷲田小彌太 知的生活を楽しむ小論文作法―高校生からの小論文 (三一新書)
  69. 副島隆彦 英文法の謎を解く (ちくま新書)
  70. 玉村豊男 料理の四面体 (文春文庫 (322‐1))
  71. 赤川学 子どもが減って何が悪いか! (ちくま新書)
  72. 大森荘蔵 知の構築とその呪縛 (ちくま学芸文庫)
  73. 岩下壮一 カトリックの信仰 (講談社学術文庫 (1131))
  74. 酒井邦嘉 科学者という仕事―独創性はどのように生まれるか (中公新書 (1843))
  75. 山本貴光吉川浩満 心脳問題―「脳の世紀」を生き抜く
  76. 白田秀彰 インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 [ソフトバンク新書]
  77. 小西甚一 日本文芸史〈5〉
  78. 九鬼周造 「いき」の構造 (講談社学術文庫)
  79. 九鬼周造 九鬼周造全集〈第6巻〉西洋近世哲学史稿 (1981年)
  80. トフラー 富の未来 上巻
  81. シュレーディンガー 生命とは何か―物理的にみた生細胞 (岩波文庫)
  82. ニーチェ 道徳の系譜 (岩波文庫)
  83. ダーウィン 新版・図説 種の起源
  84. Charles Petzold CODE コードから見たコンピュータのからくり
  85. ナイ 国際紛争-理論と歴史 原書第7版
  86. ダイアモンド 銃・病原菌・鉄〈上巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎
  87. ポースト 戦争の経済学
  88. エインズリー 誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか
  89. エーコ 論文作法─調査・研究・執筆の技術と手順─ (教養諸学シリーズ)
  90. ウィーナー 人間機械論―人間の人間的な利用
  91. グールド 人間の測りまちがい〈上〉―差別の科学史 (河出文庫)
  92. ブローデル 〈普及版〉 地中海 I 〔環境の役割〕 (〈普及版〉 地中海(全5分冊))
  93. デネット 自由は進化する
  94. フリードマン 選択の自由―自立社会への挑戦 (日経ビジネス人文庫)
  95. クワイン 哲学事典―AからZの定義集 (ちくま学芸文庫)
  96. フロイト 自我論集 (ちくま学芸文庫)
  97. ワインバーグ 一般システム思考入門
  98. ジェインズ 神々の沈黙―意識の誕生と文明の興亡
  99. ノーレットランドーシュ ユーザーイリュージョン―意識という幻想
  100. リュイン アイアンマウンテン報告 http://cruel.org/books/ironmountain.pdf