その次を見たいという小さな意欲

師匠筋からは、実験と論文の執筆は並行して行えるようになることが望ましいと言われてきた。しかし、これまでなかなかそういうことはできなかった。甘えか、どうしてもどちらかに逃げてしまう。
いまは当然ながら博士論文執筆の時期が至上命令である。ただし、実験も並行して進めた方がよい、と指導教員から言われた。故なきことではない。実験と執筆はどちらもブランクが空くと勘が鈍る。少しずつでも継続していくことが、失敗を少なくする秘訣であり、また生臭い言い方をするとプロフェッショナルとして食っていくための要件だと。
私はいつも、私が読みたいと思うものを書いている。実験も同じで、仮説という、見たい映像が目に見えることを期待して実験をする。それがミクロなモチベーションである。
院生であるということは、24時間の全てが基本的に自由裁量であり、従って、全てが意識的にか無意識的にかに関わらず、意思決定となる。別の言い方をすれば、24時間を自由裁量に出来ない人は、それだけでハンディを負う。底上げはない。*1