殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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検索キーワード「指導教員 殺す」からこのブログを訪問される方に

夕方、検索キーワード「指導教員 殺す」から当ブログにいらっしゃった方がありました。2011年2月23日21時28分現在、検索キーワード「指導教員 殺す」でGoogleとYahooの検索エンジンでは私の過去のエントリーがヒットします。
事情は存じ上げませんが、これだけは申し上げられると思います。

致 命 的 な 暴 力 は 問 題 を 解 決 し ま せ ん。

まず、第三者を立ててください。「指導教員」よりも上位に立つ存在を。あなたが所属する機関には、いま必ずコンプライアンス室や相談室などの窓口が設けられているはずです。相談してください。秘密は厳守されます。そこで、問題を全て話し、解決の道を探ってください。あなたにとって、話しにくいことがあるかもしれませんが、それも話してほしいと思います。そして、率直にその対話を受け入れていってほしいと思います。それが一番スムーズな解決です。
最後には、あなたは逃げることができます。どんなに辛い状況にあっても、逃げてください。相手のいのちを奪うことは、逃げるよりももっと辛い状況になります。あなたは逃げて、新しい場所で新しい生活を送っていい。あなたはきっとそれができます。
あなたの活動のうち、研究に関する行動は指導の余地があり、そこを指導教員が監督するということは高等教育機関で当然のことです。あなたのした実験データや仮説は否定されるかもしれません。いや、私自身、日々、否定されてばかりでした。ですから、辛いのは承知のうえで申し上げます。それ以上のこと、つまり、あなたが研究にコミットしている限り、指導放棄など、あなたの存在を否定する行為は決してあってはならないことで、アカデミック・ハラスメントとして訴えなければいけないのです。
いま、大学院という制度は常に疑問にさらされています。いまある制度をのうのうと継承していくことは無理です。声を伝え、自分の存在を確保し、問題を一つひとつ解決して欲しいとおもいます。その行動はいろいろなしがらみの中ですぐには認められないかもしれません。しかし、後から振り返って、きっと認められることがあるはずです。
殺さないでください。