勉強するとき、わからないことを作りだすのが一番大事だ、と気がついた

もちろん、「わからないことを作りだす」と言っても、放置するというのではない。
自分が新規に手中にしようとする領域が「どうわからないのか」を理解すれば、学習は飛躍的にすすむだろう、という仮説だ。学習の「構造化」とでもいうような、ひとつの指針だ。
学習しようというのだから、きっとそこになじみが薄いんだろう。その中であなたが出逢う「未知」は、多くの場合、この三つにまとめられるのではないだろうか?

  1. 「それが何かわからない」
  2. 「あれと、これの、違いがわからない」
  3. 「どこで使えばいいかわからない」

1番目。出会うものを捉える必要がある。概念として。もしくは、実体として。実例として。
2番目の例では、物理の運動量とエネルギーの違いだ。私は実際、高校で一年間、わかっていなかった。概念で捉えても、別に出てきた概念とどう違うのかは、全然理解できていないものである。

DNAと、遺伝子と、染色体と、ゲノムの違いは?

分子生物学の初歩としては、これをありありとイメージできることというのが到達点であり、ここからのみ現代の進化生物学に入っていけると言っていいだろう。
だからこそ私は、DVD&図解 見てわかるDNAのしくみ (ブルーバックス)を、単に分子生物学の入門のみならず、進化生物学に興味をもつひとに進めている。

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3番目は、実地に応用するもので、これはトレーニングを必要とする。長い長い習熟である。