殺シ屋鬼司令II

読書と研究について書いてきました。最近は万年筆で書く快感にひたっています。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

自然という発明家

朝、シャワーを浴びる前に、みずから散髪してみた。
鋏は、ストレートの鋏と、梳き鋏と購入してあった。実際に使用したのは梳き鋏だけだった。
鋏をいれるまえに少し迷った。たしかに、前回美容室で切ってもらってから3ヶ月になるけれど、全体的な「綻び」というのがあるわけではない。長くてもっさりしているのは仕方ないけれど。それを崩してしまうことにためらいがあった。結局切った。後頭部は難しかった。襟足はうまく切れているはずがない。仕方ないので写真を後ろから撮り確認した。悪くないとはいわない。ただ、髪のボリュームが減ったというだけの操作であり、フォルムを整える操作ではなかったということである。
12時から研究室の冷凍庫の一つを小規模に霜取りするというので研究所へ向かった。自分自身の明日の実験の準備も兼ねて、であった。
その準備を行きしなに、どう条件検討をしていくかを思案していた。
空を見ると、雲があり、風が吹いていた。
自然という発明家による条件検討のことをおもった。自然はエラい生化学者だ、見習わねばならない。その為し得た試行錯誤たるや。あらゆる温度で、無数のサンプルをインキュベートした。それに費やした時間たるや。人の子の悲しさ、自然に敵うはずもない。
しかしながら自然は、よいデザイナーではけっしてない。そこにこそ、科学者が自然に太刀打ちしうる局面が存在し得よう。すべての条件を試行する "random exaustive" 戦略を棚上げし、自然をひとまず十全に反映しうるような実験デザインがみつかれば、そこに突破口がある。
研究室に着くと、水漏れが起きていて、その対処で霜取りは延期になった。
実験の準備をして、14時を回っていた。昼食を作る気がなくなり、ファストフードをとった。ドラッグストアでサンダルと毛布とティッシュを買った。帰ってきて業務メールを書いた。