殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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からだは教養。『NHK出版 不調を食生活で見直すための からだ大全』がKindleセールで54%オフ(1/20まで)

先日書店で見かけて久しぶりにセンサーに強い反応があった本がある。ジャケ買いに近いかたちで買った。

そのKindle版が2022年1月20日まで「目標応援セール」と題して50%超の値引きになっている。
amzn.to

目次

健康増進の観点からわたしたちのからだを理解する

からだのさまざまな不調を未然に防ぐための健康の維持という観点で、医学と栄養学にもとづいた解説がつめこまれた巨大な本である。

ビジュアルも充実していて、見応えも十分だ。

大全本の氾濫の渦中ではあるが、この本は本当に広範囲で、健康と食をしくみからつっこんで平易に解いている。まさにNHKの仕事だった。

各分野それぞれの監修が入っていることで、まったくいい加減な本というわけではない。

おもしろいのは西洋医学東洋医学(漢方)のことが併記されていて、あたらしい観点からからだのことを学ぶことができると思う。

自分のからだのもつリスクにむきあうために

なぜわたしがこの本に反応してしまったか。ことし私も40歳になる。さいわい、現在おおきな不調はない。しかし、肉親が経験していた健康状態を考えるとじつはリスクもあることを認識している。食の面から健康をかんがえていきたいというおもいがある。

実際、そうしたうごきの一環として、わが家では主として完全玄米食を実施している。つきあってくれている妻にはほんとうに感謝している。だってときどき真っ白い食べるとおいしいんだもん。本来ならおいしい白米をたべたいのに

この本では高血圧やカロリーを控えるといったさまざまなテーマでのレシピがいろどりよく紹介されている。

「教養」としてのからだ

もうひとつこの本に反応したのは、先日までおこなった「生命科学」の講義の題材に使えたな、という考えからである。

その講義では、生物としてのヒトという観点から自分を理解するという主眼から、やはり健康や疾病にかんする話題はたくさん盛り込んでいた。

thinkeroid.hateblo.jp

そのときにこの本があればもっとゆたかな話題を提供できただろう。からだは「教養」であるということは、けして言い過ぎではないのではないか。

今後の講義準備のために電子書籍でも購入した。