京のかたな展を見に行ってきた

この展覧会は、オンラインゲーム「刀剣乱舞」の人気と組み合わせて企画されたという。「刀剣乱舞」は古今の日本の刀剣を男の青年や少年に見立てて擬人化して楽しむゲームだ。

感想を述べるのはとても難しい。刀剣の知識も、刀剣乱舞への肩入れも、どちらもほとんどなかった。今も整理しきれているわけではないが、できるだけ率直に思いつくことを書く。

まず明白な点から行くと、刀剣がたくさんあった。当たり前だろうと思うかもしれないが、そういう当たり前なことは意外と重要だと思う。私はどれがいいどういいとかは分からない。知識はない。だから、公式ホームページにある、見どころはここだと教える資料を目にしても、あまりピンとこない。

https://katana2018.jp/image/swords_bk.pdf

特徴とかも分かるものもあれば分からないものもある。さすがに刃文や銘はみてよくわかるが、それがどういう意味を持っているかという解釈をする背景知識がない。そして「肌の種類」になるとてんで見えなくなる。

ただ、最初わからなくても一度にまとまった量に接することで「綺麗だな」ということや「千差万別だな」ということはさすがにわかってくる。

単に刀剣の展示だけではなくて、京都国立博物館が所蔵している絵巻物から、歴史時代の佩刀・帯刀の様子をしめすものも展示されていて面白かった。私も今しらべて学んだのだが、「太刀」は「佩刀」つまり「佩(は)く」もので、打刀もしくは狭義の刀は「帯刀」つまり「帯びる」ものであるということらしい。

館内は、携帯電話・スマートフォンの使用を控えるよう案内されている。待ち時間をスマホでつぶすという選択肢がとれない。薄暗いので、何かを持っていって読むのも、やや困難かもしれない。豪華声優陣の音声ガイドをレンタルして聞いていると暇が紛れるのかもしれないが、私はやらなかった。

11/4の日曜日の午前10時に訪れたのだが、展示する建物に入るのに50分待った。また、「三日月宗近」など見どころの展示ごとに「最前列観覧」する行列が作られていた。私は最前列観覧はいくつか並んだが、三日月宗近だけはほんとうに細かい「三日月」の模様が浮き出ていることが有名なのでそれは最前列を並んで待って目にする価値が高いと思ったし、並んでいる人も多かった。三日月の列が長かったのは、展示順路の一番始めだということがあるかもしれなかった。

そのほかは各人の思い入れに応じて、二列目でもいいと思ったし、列が短いので並んでもそんなに苦ではなさそうなこともあった。あと単純に数が多いのでどんどん見ていく必要もある。体力がものを言う。ひととおり見終わって出てくると3時間ほど経っていた。休日の午前は屋外で混むかもしれないので水分なども重要だと思う。私が見終わって出てくると、建物の中に入るのを待つ列はなかった。備えあれば患いなし、という。

多くの人はアクセスは京都駅から歩くことを薦めるツイートを目にするかもしれない。私はそもそもアクセスする方向が違い、左京区から東大路のバス206番で向かった。

「これだけの展示はもうない」という声もよく聞かれる。それはともかく、量に接するのは単純に楽しいということで気負わず観ても楽しいのではないかと思う。