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この本の、ここが良かった
この本は「打ったことのないひとが打てる」ということに焦点を絞って書かれています。
「超初心者は鳴くな(ポン・チーするな)」というような、シンプルな指示があります。
この指示は、わたしにとっても実際有益でした。
しばらくはこの教えを守ってプレイしていました。
また、いくつかの麻雀の役も、いちプレイヤーとしての著者の視点から平易に書いてあります。
つまりこの本を読むだけで麻雀をプレイするひとの最低限の目を手に入れることができるのです。
この本を読んで、あとはアプリなどのゲームで、「なにをやってるかわかる」状態を目指すことができます。
Kindleダイレクトパブリッシングでニッチを突いて出ている、ほんとうにいい本です。
オンラインゲームの麻雀ソフトなどをあそぶと、牌が回ってきたときなどに「リーチしますか?」とか、他のプレイヤーが牌を捨てたときに「ポンしますか?」「チーしますか?」「ロンしますか?」と聞いてくれます。
それだけでなく、配られた牌を自動で並び替えてくれます。
これは実際麻雀入門のハードルを下げてくれます。
わたしもいまなお「点数計算」というのはやったことがありません。
マージャンを打てると何が変わるか
「今でしょ!」の林修さんは学生時代から麻雀を始めとするギャンブルにもかなりのめりこんでいたそうです。
林さんは自分の本のなかで、麻雀というゲームを通じて「ゲームの流れ」を読むことが、人生でも役に立つのではないかと思う、と書いています。
麻雀は、自分で牌を揃えるだけではなく、他のプレイヤーが上がらないようにする必要があります。
わたしは麻雀をプレイし始めて2ヶ月で、自分で牌を揃えるので精一杯です。
他のプレイヤーが捨てた牌を見て、どういう和了をしようとしているかはわかりません。
ただもちろん、リーチしているひとが既に捨てた牌が安全だ、というのはわかるわけですが。
実際に麻雀を打つ
わたしが生まれてはじめてマージャンを打ったのは3月、香港に住む友人から誘われてオンラインで麻雀を打とうぜという誘いがあったからでした。
友人は香港在住ですから、当然気軽に来日するというわけには行きません。
いまではもちろん麻雀はオンラインで気軽に打つことができます。
海外にいるかどうかは関係ありません。
別の友人が「雀魂」というオンラインゲームが友人同士で囲むのにも適しているということで、みんなで登録してはじめました。
その回は経験者の友人たちにボッコボコにやられてぺんぺん草もはえないぐらいむしり取られました。
その後は、CPUを相手に通勤時間などに気晴らしに遊んだりしています。
雀魂のCPUは「簡単」と「普通」があります。
デフォルトのCPUは「簡単」です。
設定を変更して「普通」にすると異常に強くなります。
いったいどういうアルゴリズムになっているんだろうというぐらい強さが変わるので面白いです。
この本で麻雀が打てるようになったら、別の本で勝負のやりかたを学ぶことになると思います。
この本は、打ち方であって、勝ち方ではない、と著者も明言しています。
わたしは以前にも麻雀が打ってみたいと思ったことがあり、そのときに見かけた「打姫オバカミーコ」という漫画が初心者の麻雀指南書として優秀だというはなしから、この漫画をシリーズ揃えていました(当時ちょうどKindleでセールをしていたのです)。
ただ、この本は「打てるようになる」前のわたしにはハードルが高すぎました。
しかし、打てるようになったあとは非常に大事な事が書かれていることがわかるようになりました。
遊興のことではありますが、自分が成長していることが実感できるのはうれしいものです。