きっと期限がなしくずし的に伸びるのだろうな、と思うと、それも構わないと思った。
期限がいまのままだとして、出てくるのは「声に出して読みたい」本ばかりだろう。青空文庫といって、結局全巻読破できるはずもあるまい。青空文庫が有用なのは、全文検索に対して開かれていることにある。
永遠の命ばかり求めて刻苦勉励しようとはせぬくそ作家どもに、金でも権利でも呉れてやれ。どうせやつらは漱石のちぢれた毛一本ほども能力はない。ムリだよ。みな漱石のたなごころのうえで叫んでいるばかりだ。
消費者も、延長に反対するものの多くは、精神を鍛え得ていないのではないか。