殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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離乳食(補完食)についての経験・参考にした本

目次

補完食

産まれてからミルクや母乳を飲んでいた子供が育っておおきくなってくると、離乳食・補完食が始まります。
これは栄養をからだに摂り入れるやりかたが変わる、成長の大事なステップです。

わたしたちの子供は、いまはもう3歳になっていますが、産まれてからおよそ半年経った頃に、離乳食としての「補完食」を開始しました。

日本語ではミルク・母乳から卒業していくときの食事は「離乳食」といういいかたが一般的ですが、国際的には「補完食」という考え方が広がりつつあります。これは世界保健機関(WHO)などが後押ししています。

これは母乳やミルクでは摂りきれない栄養・エネルギーを補う(補完する)食事、という意味合いがあります。

参考にした本・2冊

考え方の本

補完食を導入するにあたり、我が家では妻が主導しました。
彼女がTwitterでフォローしていたお医者さんが補完食の本を書いて、補完食の良い点をあげていたので興味を持ち、参考にしたのでした。

この本は考え方の本でした。補完食のコンセプトをていねいに説明していて勉強になりました。
一方、レシピも載っていますが、少なかったです。

カラーのレシピの本

実際のレシピは、こっちばかり見ていました。
こちらはB5版で大きく、赤ちゃんの成長の段階ごとにレシピが豊富でこちらも参考になったと思います。
例えばこの本に、フリーズドライのパウダーをどう利用するか、小分けのフリージングコンテナで冷凍保存して仕組み化するかということも書いてあり、参考になりました。

どちらの本も著者が医師と管理栄養士のタッグなので、そういう面からいえば甲乙なく信頼できます。
考え方本と、レシピ本で、両方参考にしていました。

フリージングトレイを利用しておかゆを冷凍

当時はこうしたフリージングトレイをローテーションして使っていました。

Amazonにもありますし、わたしたちが買ったのは西松屋だったかもしれません。
各社から出ているようです。

補完食の感想

よく「離乳食」として紹介されているものに比べて、結構濃く栄養がリッチで、離乳食の10倍がゆではなく、補完食はもっと濃いドロドロの8倍がゆだった……と、当時の育児メモをみると書いてあります(もっと詳細なメモについては日本においてきてしまいました)。
これはなぜかというと、補完食では栄養を取るということに重きをおくからです。

こうした「考え方」の違いが理解できていると、実際にできたものとか、赤ちゃんにあげるときにどうするか、がスムーズに進められると思います。

人類は、地球上の各地でそれぞれに食文化がいろいろあります。
日本だとごはん食が中心の和食がありますが、欧米では……多様化しすぎて代表させるのは難しいですが……パン食がありますし、インドのようにカレー中心の食文化もあります。その他、とうもろこしや豆を中心にした食文化もあります。
でも生きた人類の身体・消化器系それ自体は最初はミルク・母乳で栄養を摂っていることは変わりません。
そこから各・食文化への移行過程は様々でしょうが、基本的に共通する考え方のようなものがあると想像するのは自然です。
この移行の過程を人類共通のものとしてスムーズに経験できるようなしくみをWHOが「補完食」として推奨している、ということですね。
これはエビデンスに基づいており、常にアップデートされているのも頼もしいところです。

WHOの指針も公開されています。
www.who.int
なんとなくWHOのサイトだとpermanent linkになりそうに思えなかったので、NCBIのリンクも貼っておきましょう。
www.ncbi.nlm.nih.gov


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