殺シ屋鬼司令II

読書と研究について書いてきました。最近は万年筆で書く快感にひたっています。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

どうしても見過ごせない歌詞

合唱で筑後川という組曲を練習しているんですが、その3曲目「銀の魚」(ぎんのうお)の歌詞がけしからん。

銀の魚

しずかにしずかに
楠の木かげを漕ぎだした
川の男の
たくましい胸板
あたらしい棹を入れる
川の女の
清らかなうなじ。
朝の川面に
投網がふくらむ。
さざなみが湧く。
さざなみがひろがる。
深い川の深い心を
いきのよい魚をとらえるのだ。
朝日にはねよ銀の魚
http://www.kisc.co.jp/donge/test/ginnosakana.htm(リンク先音楽注意)

どこがけしからんかというと「川の男の/たくましい胸板/あたらしい棹を入れる/川の女の/清らかなうなじ。」の部分です。私なりに解釈すれば「胸板たくましい男が、清らかなうなじの女に川辺で棹を入れる」ということです。新しい棹ということですから、……新しいのでしょう。
こうなると、その前後ももう穏やかではなくなってきます。
「楠の木かげ」も「投網がふくらむ。」もダンセイキを思い起こさざるをえないですし「朝の川面」はその対応物でしょう。
そして「さざなみが湧く。/さざなみがひろがる。」
み な ぎ っ て ま い り ま し た。
「深い川の深い心の」、川の奥底へ。こうなると、「銀の魚」とは何かもはや言うまでもありますまい。銀とはシロガネともいい、魚は泳ぐものです。白く泳ぐ魚たちを、いきのよい魚を捕らえる。
めでたく接合の瞬間であります。
かねてから思っているのですが、日本むかしばなしのエンディングテーマだった「にんげんっていいな」も、非常にエロティックな歌です。

「くまのこみていたかくれんぼ おしりをだしたこいっとうしょう」
ケツ振って男を填めた女が勝ち組ということですね。なんと「勝ち組・負け組」時代を10年先取りしていたということになります。
くまの子というのはずんぐりむっくりの非コミュ男でしょう。私も中学時代はシロクマと呼ばれたものです。
「みんなでなかよく ポチャポチャおふろ/あったかい ふとんで ねむるんだろな」
いとしのあの子は誰かさんと、家にも帰らずいちゃいちゃと。おふろでぽちゃぽちゃ、おふとんギシギシ。
でんでん、でんぐりがえって、バイバイ、バイ。