殺シ屋鬼司令II

読書と研究について書いてきました。最近は万年筆で書く快感にひたっています。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

血を吸うボルボックス

きのうはラボの片づけをしていた。
研修生として4年間お世話になったラボが解散となる最終日だった。ボスは前日からヨーロッパに行った。目的は本人の口から明らかにされることはなかった。そんなわけで、片づけはポスドク、テクニシャン、元派遣技術補助、研修生、出入りの業者の5人で進められた。ラボ5年間のあいだずっと勤務したテクニシャンがボスのかわりにリーダーとして認識され、むしろ5年前からずっと彼が真のユニットリーダーであったということが暗黙の了解で決定した。
急ピッチで片づけが進む中、書類廃棄の作業のときに気になる論文を見つけた。

Outbreak in blood cultures with Volvox globator.
Wadhwa V, Kumar S, Rai S, Kharbanda P, Kabra S, Sharma VK.
Ann Trop Med Parasitol. 2005 Oct;99(7):719-20.

著者らの名前からして推察されるがインドの人たちである。インドの大学病院で培養された検査のための血液サンプル中に、ことごとくボルボックスが検出された、というのである。どうせコンタミだろう、と思って読んでも、培地のオートクレーブ滅菌はしてあるらしい。そうだとすると、高圧・加熱条件下でもボルボックスが死なないということになる。