殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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そうだ京都駅に降り立ったらメシをここで食え

前に東京から京都に出張で来た後輩たちに

「京都駅のメシのオススメって何ですか」

と聞かれた。

伊勢丹地下、551蓬莱のイートイン」

と即答した。

後輩たちは各々、そのことばを誠実に実行し、私が期待したとおり、喜んでくれたようだった。

私自身、京都に住んでいてもたびたびイートインを利用した。

だからこれはいつ思い直しても、かつてこのような正解・オブ・正解があり得ただろうかという正解だったなと思う。

目次

まず551は美味しい

美味しいは正義。

この時点で勝利が確定する。

イートインのラインナップは目をつぶって指をさして注文してもOK。

すべてが美味しい。

もちろん主力の海鮮やきそばも海鮮あげそばも、セットの(もちろんセットではなくても)チャーハンも天津飯もどれをとっても弱点がない。

確実に美味しい。

わたしなどは、

「おなかもうちょっと空いてからにしたほうがよかったかな……」

と思っても、目の前に海鮮焼きそばが現れて箸で持ち上げた瞬間、

正解だった……

というのを直感したものだった。

「ただの中華料理だろ?」

というのは本当に残念な見方だ。

関西人での551蓬莱への信頼は非常に厚い。

551蓬莱のイートインは、京都駅や、河原町駅など、ターミナル駅・接続駅のデパートなどにある。

これはあきらかに「おでかけ」の、特別な「ハレ」の日とわかちがたく結びついているといっていい。

551蓬莱=みんなの笑顔」

という、

E = mc^2

にもなぞらえられる絶対的な安心感を関西人は共有していると私は信じている。

関ヶ原以東にはない

551蓬莱は関西にだけある、というのは常識だ。

東は滋賀の草津近鉄店までしかない。

工場からの距離で品質が保てる限界がこの配置なのだそうだ。

意外と列が短い

イートインの回転はいい。スピーディに食事できる。

お腹が空いていても問題ない。うれしいことだ。

蒸したての豚饅を単品で食べられる

551蓬莱といえば豚饅である。

持ち帰りでもじつは単品が注文できるらしいというのは有名だが、イートインであれば単品注文で蒸したてがあなたの目の前に爆誕する。

いま・そこで、551蓬莱は豚饅を蒸している。

いま・そこで、あなたは豚饅を食べる。

ウラについた松の木の薄片である「ざぶとん」も、いくぶん剥がしやすいことが期待できる。

比較的リーズナブルな価格

なんなら豚饅190円食って帰るのもじゅうぶんお腹が膨れるというのは周知のとおりである。

海鮮焼きそばセット1,000円は一食の値段としては大ぶりに見えるかもしれないが、到来する量と質はそれを凌駕する。

551でイートインしよう

だから、

「551って京都のものじゃないでしょ? 大阪でしょ?」

と考えるのではなく、「関西」というくくりで、考えるべきだと思う。

つまり「京都の」食べ物という以前に「関西の」最高レベルメシが手軽にアクセスできると考えていただきたい。