殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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論文は進まない

まず書いてみると前に書いた。
だいたいそれぞれの初稿目標分量 (FSP) に対して以下のような進度となっている。

  1. abst (全体の 1/12) 0%
  2. intro (1/8) 80%
  3. mat & met (1/6) 60%
  4. res (1/6) 10%
  5. disc (1/4) 0%
  6. ref (1/12) 40%
  7. fig (1/8) 0%

だいたい今、1/4程度である。この計算は概ね正しい……だいたい6000ワード内外の論文になると思っていて、今1237ワードなので、そんなもんだ。
figが全然完成していない……PCR-泳動-写真撮り直しをずっと考えていて作っていなかったのだが、一方ではポスター発表に使ったクソ図があるわけで……それで一応作ってみる、というのは、最良ではないが(最良は常に心にありて思うもの)、悪くない。つまり、ファイルから引っこ抜いてきて、写真をペタペタ貼ッ付けて、legend(図説文)をだらだらと書いて、その時点で先生に「ここまで進みましたヨ」とぽんと手渡してみる。そうすると、鉛筆書きで真っ黒に訂正された文章がその日中に帰ってくるらしい(先輩談)。
論文書きには当たり前のことを当たり前に書くという当たり前の作業が必要となる。これが難しい。これは気負いや気合ではどうしようもない単純作業のうちに根を持ちながら、一方ではしっかりと頭のリソースを食われる領域に枝葉を伸ばしている。先行論文(はラボで自分の後ろに座っている御大が書いたものだが)を読みつつその後の論文を渉猟しつつ何を書いておくべきかということを考えなければいけない。既知のことでも前提確認のために書いておくことが必要となる。