殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

MENU

柳宗民の雑草ノオト3冊が各96円(Kindleブラックフライデーセール・2021/12/2まで)

キンドル本がブラックフライデーセールをやっているというので、少しみてみた。

amzn.to

「最大80%オフ」という「最大」の幅は広い。最安値でソートするとKindle Unlimited本が出てノイズが多い。逆に、高い方は値引き率がおいしくない。根を詰めて安くていいものを探すシグナルノイズ比はよくない。

わたしは昔から書影を眺めているのも好きという趣味があって、こういう時間を時々すごしてしまう。

あまり時間をかけられるわけではないけど、とりあえず自分が前々から興味を持っている、生物の分野で96円セールだけでもみてみた。

そこには3冊、「柳宗民の雑草ノオト」が並んでいた。

これは15年ほど前に2冊シリーズとして出ていたものを、植物学を学んでいる最中の学生だった頃に買ったのを覚えている。のちに2冊おのおのちくま学芸文庫入りもしたあと、2年ほど前に季節ごとに再編されて春夏秋の3冊となったらしい。

冬はない。

柳宗民はNHK趣味の園芸のインストラクターとしても名が知られていた。2006年に亡くなっている。

名前から民藝運動柳宗悦や、デザイナーの柳宗理の名を彷彿とさせるが、ご明察というまでもないが、宗悦は父、宗理は兄である。

雑草と敬遠される身近に生える草花をひとつひとつ取り上げて、イラストレーションや命名の由来から、原産の来歴、形態・生態まで、のびのびとしたエッセイにまとめられている。

96円かける3冊、都合288円はコーヒー1杯分である。即、買った。

秋というよりも冬に近くなっているが、来たる春を待ちながら読み進めるというのもいいかもしれない。