殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

MENU

東京の街が崩壊しつつある……と思っていた

usa

平塚市という関東平野の西の果てにある都市から東海道線のボックス席に乗って通勤していた1年半、車窓から見えるメガロポリスは正直言ってくすんでみえた。くすんでいるというか、メガロポリスを構築するこのコンクリートが涙や汗を流しているように、基礎の…

お金は教養ではないのだろうか

先日のタンパク質立体構造記事がはてブにあがったので見に行ったときにこの記事が目に入った。shinsho-plus.shueisha.co.jpYoutubeに静かに広がっている、資産運用・投資・財テク・自己啓発を扱うチャンネルがある。ひとつならず結構たくさんある。わたしが…

水道の蛇口から水が出にくくなったのだが詰まってただけだった

usa

水道の蛇口が出にくくなった時に掃除を行うことは、米国を含めた多くの場所で一般的な対処方法です。蛇口のノズルには水垢や鉱石沈着などが付着することがあり、それが水の流れを妨げる場合があるためです。 実際我が家の台所の蛇口が、最近妙に水の出が悪く…

首が回らなくなりつつある

今週は少し研究が止まった。止まっているというのは新しいことがどしどしわかるようなことがなかったことを言う。先週までの状況がちょっとイレギュラーだから気にする必要もないのかもしれない。具体的には先週までにわかったことのひとつをワードに原稿っ…

普通の生物学者にとって「液-液相分離」とはどう考えたらいいのか

前回はタンパク質三次構造のさわりかたについて書いたのだが、時代は「相分離生物学」の時代に入っている。thinkeroid.hateblo.jp相分離生物学の冒険――分子の「あいだ」に生命は宿る作者:白木賢太郎みすず書房Amazon相分離生物学作者:白木 賢太郎東京化学同…

タンパク質構造予測・検索は生物学史に新たな章を開いた、かつてのBLASTのように

「構造生物学なんもわからん」生物学者でもさわれるのが大事 AlphaFoldの吐く構造をわからんなりにぐりぐりしててわかってきたのは、生物学は完全に新しい章に入った。thinkeroid.hateblo.jpいきなり大風呂敷広げるやんけ、と思うかもしれないが、こういう状…

2020年生まれの子供にとってのエヴァは、自分にとっての「七人の侍」

一昨年シン・エヴァンゲリオンが公開されて新劇場版シリーズが完結した。プロジェクト・シン・エヴァンゲリオン 実績・省察・評価・総括作者:株式会社カラーグラウンドワークスAmazonエヴァはわたしが中学校のときに放映がはじまったので、リアル「中二病」…