悲しさの進化

予備審を聞いていると当然、哺乳類の突然変異に関する報告が出てきたりした。
マウスやらなんやかやの実験動物を使って、人工的に、眼が欠損したり、腎臓ができなかったり、指が多かったりする個体を作るのである。
そうした発表を聞きながら、考えた。

  1. 人は、自分の子が死ぬと悲しい。
  2. ときには、生きる気力すら失う。
  3. 子が死ぬというのは、ある面では、選択圧を受け排除機構が働いたものであると考えることができる。
  4. 特に、突然変異を有する子の場合には、個体が排除されることで、後代へと変異が遺伝しなくなる。
  5. 子が死んだ親の悲しみは、親が繁殖を継続することで排除された子の遺伝子がさらに拡散することを抑止するために、集団内で固定したのではないのか。