from San Diego

20日付けで渡米しました。San DiegoのSalk institute for biological studies(ソーク研究所)というところで2ヶ月間実験をします。実験の内容は博士課程の研究を進め、補強するものであります。
下宿をしています。一部の人には月80万円という誤解を与えてしまったようなのですが、そんなことはなくて、インターネットも入れてもらってあるので、東京で一人暮らしをするのとは実質あまり変わらないはずです。
ソーク研究所というところは癌などの基礎生物学的な研究で名が知られています。最も有名な人としてはおそらくDNA二重らせん構造の提唱者のひとり、クリックが逝去まで神経科学の研究を続けていました。また、最近メディアに少し煙たがられている利根川進も、大学院*1で学位を取ったあとに所属していたのがこの研究所でした。また、研究以外で有名なのは、「ジュラシック・パーク」の著者であるマイクル・クライトンも、ハーバードメディカルスクールで学位取得後に一年程在籍していたようです。私などは植物学を専攻していたので、ソーク研究所といえばシロイヌナズナの突然変異体コレクション(タグライン)の方が最初に浮かぶものです。
この研究所はその建物でも知られています。真ん中の建物は1960年に作られていて、20世紀の著名な建築家であるルイス・カーンが設計した代表作のひとつとなっています。西側に太平洋を置いて、2つの研究棟が南北に対称に配置され、中央に引かれた水路に日が沈む写真を見たことがあるかもしれません。
奇しくも友人がUCSD*2MBAに居り、また別の共通の友人がたまたま所要の帰路に立ち寄っていたためサンディエゴをドライブして回ってもらったのですが、ここ二三日はひどい天気です。「こんなことはないんだ」とMBAの友人は言いました。それはそうだと思います。ラジオでは、エルニーニョの影響だと言っています。本当かどうかはともかく、とにかく雨が降ったり風が吹いたりやんだりしています。
カルチャーショックのようなものを受けたかどうかといえば……問題がなかったといえば嘘になりますが、現状で深刻な問題は出ていません。戸惑ったり慣れなかったりしていますが、基本的には生活が合理的に構築されうるようなお膳立てがあるはずです。その点に信頼を置き、出来る限り調べれば、納得の行かないものはない、と見ています。

*1:道隔てたところに広がっているカリフォルニア大学サンディエゴ校である。

*2:*1参照