殺シ屋鬼司令II

読書と研究について書いてきました。最近は万年筆で書く快感にひたっています。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

『最高の呼吸法』で、鼻詰まりが通る経験をした

きょう語りたいのは『最高の呼吸法』についてである。

いきなりディスクレイマーしたいことがいくつかある(Amazonアソシエイトしているということとは別に)。

  • このメソッドは、一般に「ビューテイコ・メソッド」と呼ばれていて、ロシア人医師ビューテイコが開発したものであるという。そして、喘息が治る、と触れ回って全世界に信奉者がいるらしい。そして、これが最も大事なのだが、医学的にはエビデンスが確認されていない。
  • だからこのメソッドを私は推奨はしない。アイデアとして個人的に試してみた結果だけを、書く。
  • オススメするわけではないのだし、当然のことながら、この本を読んで健康に問題が発生しても私は一切責任を負わない。責任とはそもそも自己責任であるから。

ビューテイコ法のアイデアはいくつかあるが、

  • 鼻呼吸(口呼吸絶対殺すマン)
    • わかる
  • 腹式呼吸
    • ↑わかる
  • 二酸化炭素が大事
    • ↑わか……ん?
  • だから息を止める訓練をする
    • ↑わからん

というあたりを読み取った。当たり前の部分(鼻呼吸・腹式呼吸)と、謎の部分(二酸化炭素→長く30秒以上息を止めることを目指す)が混ざった非常に不思議な本である。

息を止めて鼻詰まりが消えた

私は長年、鼻詰まりに悩んでいる。左右の鼻腔のどちらかはたいてい詰まっていて空気が通っていない。

以前どこかで、強いてでも鼻呼吸することで、鼻詰まりが緩和するという情報をみたような気がして、やってみたがうまくいかなかった。ずいぶんいい加減なことだ。

で、この『最強の呼吸法』なるものが、かなり前にKindle本のセール対象になっていて、買ってあった。

最近になって、積読消化の一環で読んでいたら、存外怪しい。そもそも「トップアスリートが実践」と言うそのトップアスリートは、アイルランドの国技かなにかのもので、ずいぶんニッチな記述である。

しかし、鼻詰まりについてだけは確かに一時的な緩和があった。

やりかたは

  1. 背すじを伸ばす
  2. 口を閉じて鼻から息を吐き切る(ビューテイコ者は、口呼吸絶対殺すマンである)
  3. (鼻をつまんで)息を止める
  4. 我慢が難しくなってくるまで息を止め続ける
  5. ゆっくり鼻呼吸する
  6. 2から繰り返す

本ではこの息を止めている間に歩いたりしろとか色々書かれているのだが、「息を吐いて止める」というところだけでも効果がある。

不思議なのだが、作用機序はよくわからない。二酸化炭素が重要とか、いろいろとゴタクがこの本の中に書かれてはいるのだが、最初にも書いたように、エビデンスはない。たぶん生理学的な実験でも実証されていない。

しかし、である。実感ベースで書くと、確かに息を止めている間に、副鼻腔の奥の感覚が変わる。

「腫れ・充血が引いていく」ような感覚である。

止めているのだから当然なのだが、苦しくなってくる。苦しむと同時に、少しでも空気を取り込もうと気道が陰圧になるのがわかる。このときに、鼻の奥が「ほぐれる」「ゆるむ」という、マッサージやストレッチのときの筋肉と似たような感覚を得る。

これは不思議な感覚で、生理的に説明できるわけではない。しかし確かにあり、そして息をゆっくり吸うと確かに鼻の奥を空気が通過していく。

言い換えると、これまでは「少しでも鼻で息をすることが鼻詰まりの解消になる」という、ポジティブフィードバックを意識していた。しかし、実は、「現在の呼吸量が何の基準でかはわからないがとにかく多すぎて、鼻の奥がそれをセーブするために詰まりを引き起こしていたのが、意図的に息を止めるワークを行うことで水準が緩和して閾値を下回るようになり(止めているのだから当然だが)、むしろ必要になって、呼吸量を増大させるために鼻の詰まり・鼻腔内の腫れを抑える」というような、ネガティブフィードバックをネガティブフィードバックでオーバーライドをかけるようなモデルで考えたらいいのかもしれないが、本当のところは何もわからない。ただ想像しているにすぎない。

寝ている間に口にサージカルテープを貼るといびきが少なくなった

もうひとつ、寝ている間の呼吸を修正するメソッドとして、口にサージカルテープを貼る方法が紹介されているのを実践した。

私は長年、いびきがうるさい。それで家族から、折々に酷い仕打ちを受けてきた。

それがサージカルテープを貼ることで、いびきが軽減したという。

サージカルテープの貼りかただが、私は、大きな「バツ」を口につけている感じで貼っている。

20センチくらいのテープを、右の頬骨から左の顎の下まで1本、左の頬骨から右の顎の下まで1本、唇の真ん中で交差するように、貼る。これが自分にとって一番安定する。

いろいろな貼りかたを試したことがある。唇を横一文字に蓋するように貼ったこともあれば、縦一文字に開く力に抵抗しようとしたこともある。バッテンを小さく、鼻の横あたりから唇の下あたり、テープを5センチずつくらいでやったこともあるが、これらはいずれもダメであった。

横一文字のテープは縦の力に弱く10秒もたたないうちに崩壊し、縦一文字のテープは横方向に口が動くと終わる。小さいバッテンも力不足すぎる。

要するに、口腔を縦横に動かして開こうとする表情筋そのものを丸ごと力学的に制約してしまう、大きなバッテンでしかうまくいかないのである。

これできわめて安定的に、朝までテープが残存している。いびきも少なくなったと家族から好評である。

私は今回何も勧めない。ただ、『最強の呼吸法』にインスピレーションを受けた私の経験だけを書いた。

サージカルテープはお近くの百円均一のものを使っている。とにかく百均では自由にやっている。