論文書きのために

雨の時期の書き物は難しい。濡れるのが怖いから、パソコンを持ち歩きたくない。けれどもファイルはどこででも参照する必要がある。私は、そのため、wikiを利用してみることにした。投稿前のデータだから、もちろん非公開モードである。
今日は、朝は和光に行ったが、昼にあがり、本郷に向かい、学部生の文献検索講習会のTAをした。
内容は全て図書館の人がプレゼンしたので、私は何もすることはなかった。その内容は、実際のところ、平時に生物学者がやっているものとは、少し違うものだ。研究でOPACはほとんど使わない。Web of Knowledgeすら使わない(これはまずいかもしれない)。e-journalゲートは使うけれども、それも、Google Scholarって、PubMedって、フリーでアクセスできない場合に(心情としては)やむなく利用するものである。Web of Knowledgeの被引用検索はGoogle scholarが代用しつつある。Google Scholarの強みは、普段慣れているggる感覚をそのまま流用できることにある。かつて大学が独占していた知識はかなりの部分外部へと公開されつつあるというのが現状である。こうしたことは、もちろん図書館は公式には言わない。私自身、先輩から口伝で教えてもらったやりかたである。学科図書室のサイトにいつかこれをまとめて書く必要があるだろう。
TAとしての任務のほかに、私は今日、友人から特命をうけていた。大学附属図書館のOPAC検索が速くなった内実を訊くよう頼まれていたのである。我々は、もしかすると、大学の情報基盤センターが独自に開発したシステムを使っているのではないかという憶測を、いかばかりかの興奮とともに抱いていた。もしかしたら「47さん」のような人が中心になって、新技術を……回答はこうだ。
「たぶん、サーバが新しくなったからだと思いますよ。システム構築も外注ですし」
どこに外注したか訊いてもよかったのだろうが、正直なところこれでほとんど謎は解けたように思った。落胆も少しあった。
首肯できる回答である。考えてみれば、前のOPACシステムは、2001年の大学入学以来あったように思う。2000年にできたものらしい。それ以来、約5年間、抜本的な変更の無いままにシステムは運用された。5年間でどれだけハードウェアが進歩したかということは言いがたいが、少なくとも、メモリは大量に積むことができるようになった。検索で大きく効いてくるのはメモリの量であったりする。CPUの速度はこの間上がってはいないような気もする。だがメモリは圧倒的に安くなった。この辺が、OPAC高速化をもたらしたらしい。システムは、総合図書館の建物の中にあるそうだ。