殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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『科研費応募資格喪失者はIDを再発行される』と書くとラノベっぽい(だが無双はできない)


年度の変わり目は予算の変わり目でもある。

書類仕事が勢い増えることになる。

科研費の報告書をどうするかということを一旦確認、と科研費電子申請システムにログインしようとしたら、パスワード不一致でログインができない。戻ってみると下に「科研費応募資格喪失者」という案内があり、なるほどこれかと思った。

私は今年度最終年度となる科研費を得ていた。それが昨年9月いっぱいの失職とともに資格喪失となった。

予算は全額執行した。最終年度途中で予算全額執行したうえでの資格喪失は「補助事業廃止承認申請書[F-5-1]」提出の対象者から除外される。

資格喪失者のID発行を試みた。研究者番号等を入力して発行を申請すると、研究者番号がバッティングしているから発行できない、と表示された。仕方ないので、自分のメールアドレスで登録されているIDの確認を行った。

そうするとひとつのメールが来て、IDがわかった。しかし、パスワードがわからない。仕方ないので、IDをメールボックスで検索すると、今月頭に一通の「審査委員候補者データベース」の情報確認依頼が来ていて、そこにIDとパスワードが掲載されていた。

ただそのメールを放置したまま20日が経過してしまったためだろうか、もはや、そのパスワードではアクセスできなくなっていた。仕方ないので(仕方ないことが多い)、同IDを使ってパスワードを再発行した。このIDとパスワードで、審査委員候補者」にログインしてパスワードを再設定した。

このIDと再設定したパスワードで、応募資格喪失者ログインもできた。そして課題が確認できた。報告書のプロンプトは出ていなかった。4月になったら出るのだろう。

今回の一番の罠は、「審査委員候補者ID」として送られてきてたものが、実際は「科研費応募資格喪失者ID」だったという一件だった。

ふつうにスルーしていた。少し途方に暮れた。

ちゃんと「あなたは科研費応募資格をいついつに喪失したが、採択され報告書の提出が今後求められるため、そのために科研費応募資格喪失者IDが発行される。それは審査委員候補者IDと同一である」と説明していただきたかった。