殺シ屋鬼司令II

世界一物騒な題名の育児ブログです。読書と研究について書いてきました。このあいだまで万年筆で書く快感にひたっていました。当ブログでは、Amazonアフィリエイトに参加してリンクを貼っています。

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Walgreensのプライベートブランド品は避けることにしている

要約:米国ドラッグストアWalgreensのプライベートブランド品はやめとけ。「必要な機能」はあってもその他の面で不満・不安を感じることが多い。

米国で生活する上で避けては通れないのがドラッグストアである。もちろんドラッグストアなのだからどこの国に行っても基本的に必要になる。薬や衛生用品は必要になるし日用品も必要になる。日用品・衛生用品はどこでも売っているし、もちろんオンラインショッピングで購入することもできるが、それよりもっと急に必要になるということが多いのもこのたぐいの品物にありがちなことだ。だからドラッグストアにはDay 1から世話になると言っても過言ではない。

米国のドラッグストアチェーンは幾つもあると思うが、とりあえず私が近隣で目にするのはWalgreensとCVSである。Walgreensという名前は、もしかすると『ビジョナリー・カンパニー2』というビジネス書を読んだひとは覚えているかもしれない。最初はそこそこの会社だったが、ある時期から急に成長し始めて、全米を代表するようになった企業が様々な分野から紹介されているものだ。


Walgreensも最初は町の薬局とファストフード店がくっついたようなどっちつかずの業態でそこそこだったのが、ファストフードをぶった切って経営改善に努めた結果、今では全米のあちらこちらで見かける。

買い物をするときに安く済ませたい、節約したいという気持ちは誰しも共通するものだと思う。必要な機能が揃っているものであればできるだけ安い商品を選ぶだろう。そういう安いラインナップは、プライベートブランド品」という、各小売業が製造元のブランドに依存しないかたちで販売することで成立することが少なくない。薬でいうところの「ジェネリック品」といえる。日本でも、イオン、西友イトーヨーカドーというかセブンアイHDというべきか、ともあれそうした小売各グループで様々にプライベートブランドが展開されて、自分たちでもよく利用してきた。

そしてWalgreensにもご多分に漏れずプライベートブランド品が並んでいる。安いなと思って買うことが多かったのだが、色々なものを買ってちょっと良くない経験が続いたので避けるようになった。そのことを書いておきたい。もちろんこの記事ではWalgreensのプライベートブランド品を徹底検証できるわけではなく、自分の手に取った範囲で良くない経験が多かったし、衛生用品・日用品では結構シビアな経験の危険性もあると思うから安全のために避けるようになった。

自分たちが経験したプライベートブランド品を逐一書くことはしないのだが、例にひとつだけ挙げたいのはジェネリックキズパワーパッド、あるいは正確にいうならハイドロコロイド絆創膏だ。これは私が使用していたものだ。

もともと私は皮膚があまり強くなく、アトピー体質もある。子供の頃に安い絆創膏を貼っていてかぶれることも多かったためなるべく使わない。しかし、バンドエイド社のハイドロコロイド絆創膏である純正キズパワーパッドは性能が非常に良い。純正キズパワーパッドは創傷の治りがキレイで早いと感じて常備して利用してきた。この本などは、ハイドロコロイド絆創膏が出てきたころにそれと共通する基本思想を説明したものとして読んだ。

今回渡米してきてWalgreensでキズパワーパッドを買おうとしたが、かなりWalgreensのジェネリックプライベートブランド)のものが安かったので買って使ってみた。そうすると、大変かぶれてしまい難儀した。もちろん創傷の浸出液を吸収はする。それは、本来の機能だ。しかし、それ以外の面、たとえば皮膚への刺激を抑えるコストというのか、そうしたものが切り捨てられた感じを受けた。これは重要なことだ。期待されたものを持っていることは重要だが、期待されないものを持っていないことは議論以前の前提条件ともいえることだ。

妻と話して、妻も自分で使用していたWalgreensのプライベートブランド品に不満があったようで、当家では以後Walgreensのプライベートブランド品はいかなる分野であっても避けるという方針になった。プライベートブランド品というものすべてを一概に切り捨てるわけではないのだが、Walgreensについてはひとまず避けようということだ。それがプライベートブランド品全体にいえるわけではないとも思う。例えば日本でプライベートブランド品には余程お世話になった。では米国の小売業で共通なのか、ということを論じる材料は私にはない。AmazonやTargetのプライベートブランドで使っているのはそういう肌に日常的・継続的に接しているようなものではないからかもしれないが、あまり不満を感じたことはない。衛生用品に限ったことなのかもしれない。