注目
ずいぶん昔にTwitter上で(まだTwitterだったときだ)この電子化復刊を喜ぶツイートが流れてきたので気になっていたが、今月の月替わりセールに入っているのをみて「こういうやつもセールに入るんだ……」とちょっとビックリした。
筑摩書房
Kindleセールの常連である筑摩書房は今月もいっぱいラインナップしている。常連というのは、単にセールに入っているだけではなく、本当に重要な本をセールすることでいつも注意を引かれてしまう。話題に興味があるなら買う価値が高い、基本書を投げ込んでくる。
ちくま学芸は数学・科学のM&Sサブレーベルまで展開しており隙がない。ちくまプリマー新書は、岩波ジュニア新書と並ぶ、本を読みつけている人なら誰でも気がついている超基本書レーベルの双璧だ。NHK出版
同様にセールの常連であり、「学びのきほん」レーベルという非常に平易なシリーズを展開しているがこれも定番ともいえる著者陣が書いている。
いわば国営放送が擁する出版社でもあるからかジャーナリスティックなノンフィクションにも強いと思う。カーツワイルは現在の生成AIに至る人工知能の潮流を10年以上旗を振り続けて来た存在だろう。
『交雑する人類』は昨年か、ノーベル賞を受賞したスヴァンテ・ペーボの研究の続編にあたるといえる。
関連記事thinkeroid.hateblo.jp
山と渓谷社
ヤマケイもセールの常連で、アウトドアと自然誌・図鑑については絶対に避けて通れないが、定期的に激しいセールを打ってくる。
『働かないアリに意義がある』は進化生物学を平易に説いた本として名高く、以前まったく別の出版社・レーベルで出ていたのを読んだと思うが、ヤマケイで復刊したらしい。