読書・書籍
作文にコンプレックスは、持っていませんか? そんな、お話。 作文のつまずきの分析 (岡本1990) 中二病のことを言っているようですごくおもしろい。しばらく前に Tumblr. に出してあったけど、もうちょっといろいろ考えてみたくなって日記で紹介することにし…
知る人ぞ知る、長年の読書コラムMLである「読書猿」を久しぶりに眺めていた。 ML+ウェブサイトだった読書猿がブログも起こしていて、そこに昔の記事をリバイバルさせているようである。夏休みのための独学者のための11冊 読書猿Classic: between / beyond…
ちなみに「進化論の分野でちょっと本を読めば、グールドがこの世界でのジョン・ケネス・ガルブレイスなんだ」という指摘があります。科学の剣 哲学の魔法―対談 構造主義科学論から構造構成主義への継承作者: 池田清彦,西條剛央出版社/メーカー: 北大路書房発…
梅田望夫は「ウェブ時代をゆく」の中で「ほんとうの助言」がどういうものかを小林秀雄を引いて説明している。 心掛け次第で明日からでも実行が出来、実行した以上必ず実益がある。そういう言葉を、ほんとうの助言というのである これは小林にあっては菊池寛…
人間の将来は明るい。富の未来 上巻作者: A.トフラー,H.トフラー,山岡洋一出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/06/08メディア: 単行本購入: 17人 クリック: 283回この商品を含むブログ (145件) を見る富の未来 下巻作者: A.トフラー,H.トフラー,山岡洋一出…
目次 拡散的なノート、マインドマップ 方法 コツ しかし、マインドマップは読みにくい 私説・日本マインドマップ小史 マインドマップのメカニズム 執筆メモ 拡散的なノート、マインドマップ マインドマップというのは、英国のトニー・ブザンによって開発され…
さいきんtwitterあたりでお世話になっているFMないわー(@FMNAKA)さん*1が、ふらっとたちよった3省堂のビジネス書コーナーのひどさに憤って「ビジネスゴミ書籍読むぐらいならこれ読めぇい!!」と筆を執りました。 id:fmnaka2:20080407:1207586683 これを読…
私は山形浩生信者である。 ネットにちょぼちょぼと触れるようになったテレホ時代の1999年頃。俺は、先達として野口悠紀雄にいざなわれ、ネットサーフィンをしていた。野口悠紀雄オンラインのリンク集をたどっていたが、当時一介の地方在住「趣味は読書。」の…
新教養主義宣言 (河出文庫) 三色ボールペンで読む日本語 (角川文庫) ビジネス・ナンセンス事典 (集英社文庫) 進化論という考えかた (講談社現代新書) 吾輩は猫である あ・じゃ・ぱん 血と薔薇 趣味の園芸 戦争論 知的生活を楽しむ小論文作法 虚数の情緒 オイ…
「ゼロをイチに変える」ことを重視する、とよく言われる。 しかし「イチができてはじめてゼロがそこにあったことを知る」というのが正しい。人間の知識はいつもうしろを振り返ることによってしか認識できないもんだよ。 「ゼロをつくる」 実家で「フォトリー…
いつまでもデブと思うなよ (新潮新書)では、開始から75日あたりで「壁」が出現するといっています。 私もちょうど2ヶ月半、7キロほど落として、グラフの減りがストップしています。
前は、外科室と人間失格がぶっこんであった。 外科室は最後の急転直下でドヒャーだった。人間失格は、なんで入れたんだったかな。読んだことがなかったのと、あとfinalventセレクトだったような気もする。 夏目漱石は入れておこう、抗夫もたしか途中だ、読ん…
小さい男であった こうみていくと、玉の輿狙いの女性たちの生き方、競争社会とのかかわり方は、前向きであると同時に、もろさと背中合わせでもあるのである。 (pp. 96) 私は1年ぐらい前に「なにをしていいかわからないときは簡単なこと(=実験)から、なに…
見るまえに跳べ (新潮文庫)作者: 大江健三郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1974/05/28メディア: 文庫 クリック: 32回この商品を含むブログ (45件) を見るVolvox: A Search for the Molecular and Genetic Origins of Multicellularity and Cellular Differ…
過去の入試問題に使われました、という触れこみでしかお目にかかったことがなかった「思考の整理学」を、遅ればせながら読んでいる。 読んでいて、ああ、ふむふむ、聞いたことある、という話がほとんどなのだが、さすがlifehack本の祖とはいわぬまでもハシリ…
はてなをみわたすと吉田健一の訳文が読みにくいというブログが意外に多かった。 ひとつ、この訳文に感嘆しているエントリがあった。しかし、その人は同時に、吉田への抵抗感も同時に表明していた。 ざっとまとめるとこうなる。 訳が読みにくい。苦痛。 「指…
お話かわって……私の好きなデイヴィッド・フィンチャー監督の映画『ファイト・クラブ』にこんなシーンがあります。人の心の奥底に潜んでいる暴力性を解放することによって、世直しを目論むブラッド・ピット演じる怪人物が、銃を持ってコンビニを襲撃します。…
私が駒場時代にとった講義では、柴田と松原が東西を分かつ。 柴田というのは、英文学者・翻訳家の柴田元幸である。 実家に帰ってきて、その講義の参考書として挙げられていた柳瀬尚紀「翻訳はいかにすべきか (岩波新書)」をパラパラとめくっていた。 で、そ…
日本人、あるいは日本語が「空気」に左右されやすいことは、しごく有名な話です。 本書は、単に「空気」を閉塞的なものとしてしりぞけるのではありません。「空気」に肯定的な意義をも認めながら、それでもなお閉塞性、つまり、一方向的な意見伝達を回避する…
とりあえず、著者117 kg時点で、体脂肪率42%というのが狂ってる。そりゃ、やせ(r 同じ時間に体重を記録する DRETEC 体組成計 ドクタースキャン ブラック BS-211BKを買ったのです 朝、起き抜けにのっかっています はてなグラフを使ってはじめました くちに入…
千冊を語れるほど私が本読みではないのは客観的に確かなのでしょうが、どうしてもいいたくなるときがあります。 千夜千冊はくだらん。あれだけの分量というのは当然踏みにじられてしかるべき性質のものです。千夜千冊の記事を読むと、まず嫌な感じがする。悪…
友人たちにはおなじみの、私の本の読み方です。 YouTubeにうpしてみました。
カラマーゾフの兄弟 4 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/07/12メディア: 文庫購入: 10人 クリック: 43回この商品を含むブログ (149件) を見るカラマーゾフの兄弟 5 エピローグ別巻 (5) (光文社古典新訳文庫)…
そんなNew York Timesのいろいろな記事を見ていたら、"More Sex is Safer Sex"という見出しがあってビンビンキました。More Sex Is Safer Sex: The Unconventional Wisdom of Economics作者: Steven E Landsburg出版社/メーカー: Free Press発売日: 2007/04/…
New York Timesの書評欄をRSSでワッチしてます。 きょうの記事はなかなか面白かった。基本的には、大統領選に沸く米国に即した本の著者に焦点をあてている。そのタイトルというのが"The Political Brain: The Role of Emotion in Deciding the Fate of the N…
読んだことのある「コテコテのSF」というので、覚えているのは「世界の終りとハードボイルドワンダラーンド」と「神様のパズル」ぐらいです。もちろん他にもあったような気はするのですが思い出せません。 ここに来て私はSFの棚をうろつくようになりました。…
さてはて野々宮君はどんな格好をしておったかなとggる先生に伺うと、青空邸に通され、やっぱり、シャツの上にしみた背広を着ているのでした。 それにしても面白いわこのくだり。 「おいででやす。おはいんなさい」と友だちみたように言う。小使にくっついて…
現在刊行中のカラマーゾフ新訳だがすごくいいぞ。カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)作者: ドストエフスキー,亀山郁夫出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/09/07メディア: 文庫購入: 29人 クリック: 257回この商品を含むブログ (468件) を見るカラマ…
RT-PCRとinverse PCRとCycle Seq.の9700祭りが2-3週間続いています。 それまで、恥ずかしいですが、かなりビジネス書というか、ホワイトカラー向けの本をいろいろ読んでいました。結果として、端的に飽きました。 ヘンだとおもったらよくしらべる(まちがっ…
朝一番、立ち上る蒸気に、強く羊を見いだし、なるほどジンギの本場たる北海道で羊男に会うとはこういうことの謂いであるかと得心しました。